タバコによって病気のリスクは高まる

タバコは病気のリスクを高めてしまうことはよく知られています。
タバコの煙の中には4000種類以上もの化学物質が含まれており、そのうち60種類は発がん性物質だとされています。
最も深く関わる疾患として知られているのが肺がんです。しかし、煙が入ってくる肺だけではなく、煙が触れる口腔や咽喉などの部位のがんのリスクが高くなります。
また、煙の触れない「胃」や「肝臓」「膵臓」「膀胱」「子宮」などもリスクが高くなってしまうのです。
中でも口腔がんは比較的まれな疾患です。口の中の舌や歯茎などにできるものすべての総称になります。喫煙が発症リスクを高めますが、特に喫煙者の多い男性が発症しやすいとされています。高齢になるほど多く発症するとされており、これら増加していく傾向にあると考えられます。
しかし、口腔がんは早期に発見することによって90パーセント以上が完治することが可能です。約60パーセントを占める舌にできるものは早期発見することによって約80パーセントの患者が舌を残したまま完治することができます。
喫煙者は非喫煙者に比べて発症率が約7倍だといわれており、非喫煙者と比較して死亡率も約4倍も高いことがわかっています。
喫煙に加えて、飲酒をしている人は最も危険です。飲酒をしながら喫煙することによって発癌性物質がアルコールに溶けてしまうことで、口腔粘膜に作用するリスクがより高まります。
他にも、歯磨きなどをあまりせずに口腔内が不衛生であったり、虫歯を放置している、合っていない入れ歯や破れた歯の被せ物を放置しているなどの慢性的な刺激が口腔内の状況を悪くすることによってリスクがより高くなってしまうのです。
栄養バランスの悪い食事をしていることで栄養が偏ることも口腔内が荒れる原因です。
リスクを低くするためには、タバコを止めるだけではなく生活全般を改善していく必要があります。

タバコはがんのリスクを高めてしまいます。肺や胃などの病気を見つけるためには、病院での検査が必要となります。
しかし、口腔がんを見つけるには口腔内を調べることが必要です。普通の検査では口腔内までは検査しないため口腔がんを見つけるためには定期的に口腔外科や歯科医院を受診することがオススメです。
初期症状は痛みがなく、舌や歯茎が赤や白に変色するといった症状が現れます。腫瘍が大きくなってくると硬いしこりのような状態になり、見てわかる場合もあれば触ることでわかる場合もあります。
がんの周囲の細胞まで影響が出てくると小さな潰瘍ができ、食事中にしみたり口の中がヒリヒリするなどの症状が現れます。口の中のがんは首のリンパ節へ転移するケースが多く、首のリンパ節が腫れたりしこりができることで発見されることも多いのです。
日頃から口の中のケアを行っている人は自分でも発見しやすいですが、口内炎や歯周病と間違えてしまうこともあり病院で受診せずに放っておくということも多いため注意が必要となります。
触って硬いしこりがあるように感じる場合には、一度歯科医院などに受診することが大切です。
また、口の中に注意を払うだけではなくタバコを止めることなどもリスクを下げることにつながります。
タバコの煙の中には麻薬にも劣らない依存性を持つニコチンが含まれています。どうしてもやめられないという人はニコチン依存症となっていることが考えられるため、禁煙外来などの病院に頼ることも良いとされています。
禁煙補助薬として貼り薬やニコチンを含まない飲み薬などがあります。
タバコをやめることによってがん以外にも、脳卒中や動脈硬化などのリスクを下げることになります。
禁煙は大変ですが、その分病気のリスクを低くして寿命を延ばす結果にもなり、金銭的な負担もなくなるためタバコはやめることをオススメします。

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